県境をまたぐ「鹿児島3号前田地区1工区」改築工事
さて今回訪れたのは出水市にある「鹿児島3号前田地区1工区」です。
鹿児島3号についてはこれまで何度か訪問記を書いてきたので、詳細は省きますが、簡単に説明すると「熊本県八代市と鹿児島市を結ぶ総延長約140kmの南九州西回り自動車道」です。
この現場も6年前にも訪れており、当時はまさに「これから工事をはじめる!」というタイミングでした。
現在は鹿児島と熊本をつなぐ橋もほぼ完成していました。

手前が熊本県側、奥が鹿児島県側です。白い橋の途中に県境があります。
「ここが県境」と示してくれた南生建設の新村さん(左)と稲村さん(右)。手前が鹿児島県側、奥が熊本県側です。数ヶ月前にはここでセレモニーも行われたのだとか。
なお、今回の工事は2県にまたがるため、両県の工事関係者に確認・調整をしなければならず、その調整が他の工区と比べて大変とのことでした。
熊本県側からの見晴らし
熊本県側から走行した場合、切通しを抜け、視界が開けるとこの橋を通り鹿児島県に入ります。遠くには「長島」も見えてすばらしい見晴らしです。夕暮れ時には長島方面に日も沈むためこの景色を気に入るドライバーも多いのではないかと思います。もっとも開通したら停まる場所はないのでゆっくりこの風景を楽しむことはできませんが。ゆっくりこの風景を見られるのも工事中の今だけ。
蛇足ですが、この付近は鹿児島県でも有数のみかんの産地「米ノ津」。撮影中も風が吹くとふと柑橘系の爽やかな香りが漂いました。
現場の風景
マンホールから顔を出している職人さんを見て思わずスーパーマリオを思い出してしまったのですが、これは道路脇の地中に電気系統のケーブル(管路)を通すための作業です。この管路を通して夜間の照明や非常帯の電話などを制御するそうです。
管路を埋めたら土をかぶせ、水を撒くことで土を締め固めます。そして再び土をかぶせ最後はローラーで土を固めます。
砂埃を防ぐため、晴れている日は1日に数回散水車で水を撒いているそうです。
実際、水を撒く前は風が吹くと埃が舞い目を開けていられないくらいでした。
測量をする南生建設のみなさま
この現場ではネパールから来た社員さんも活躍されていました。南生建設でも海外の方を雇用するのは初めてのケース。
これを皮切りに今後、南生建設もグローバル化が進むかもしれませんね。
この工区を含む芦北出水道路水俣IC(熊本県)〜出水北IC(鹿児島県)間が開通するのは令和10年度予定。この区間で道路構造物が一番最初に完成するのがこの工区になります。
「最初に完成する場所だけにいいものを残したいと」稲村さんは語ってくれました。
工事完了までどうぞご安全に!













