地域医療を支える「楠元内科医院」新築工事
今回訪れたのは鹿児島県出水市の出水駅から約3km離れた位置にある「楠元内科医院」新築工事現場です。
45年以上にわたり地域医療を担ってきた楠元内科医院。その現建物は昭和53年(1978年)から使われており、半世紀近い年月を経て老朽化が問題となっていました。そこで2027年5月の移転開院を目指し、現在新しい医院の建設が進められています。

現楠本内科医院
新しく作られている病院は、現在の病院から徒歩2分ほどの距離。同じ駐車場を使っており、これまで同病院を利用してきた方も移転による混乱はほとんどなさそうです。

新しい病院の完成イラスト
平屋建てでとてもスッキリとした印象の建物です。来院者が病院を訪れてから診察・治療するまでの動線をよく考えて作っており、これまで以上に通院が楽になるよう設計されています(設計・監理は株式会社東条設計)。

2026年9月現在の現場
私が訪れた時、1階のコンクリート打設は終わり、天井のコンクリート打設に向けて作業をしていました。
この現場は住宅街に位置しており、現場までの道が狭く、周辺住宅までの距離が近いことから、工事中の音や、建設車両の出入れ、道路の汚れなどに気を使って工事を進めているそうです。
現場へのアプローチ。車1台分の広さしかないため、重機の搬入には苦労するそうです。

こちらは車道から入った際のアングル。右側に調剤薬局が併設されるそうです。

こちらは9月現在の建物内部。天井のコンクリートを打つ前なので支える柱がたくさんあり迷路のようでした。個人的にはこの柱の乱立する風景がけっこう好きです。

こちらの建物はファサードに軽やかな風合いを出すため、本物の木を使い「外壁に木目を転写」しています。
しかし、木は乾ききってしまうと反ったり縮んだりしてしまうため、コンクリート施工前に木が乾き切らぬようホースに穴をあけ水を通すことで、たえず木に水をかけていました。また、それだけはカバーできない木を定期的に人が水をかけているとのことでした。
できるだけ自動化を行いつつも、最後はやはり人が木の状態を見て手をかけなければきちんとしたものを作るのは難しいのです。
現場のみなさま

工事完了まであと半年。完成後は数十年に渡り地域医療を支える現場となります。地元の方々に長く愛される建物をしっかりと造りあげてください。
竣工までどうぞご安全に!











