南九州西回り自動車道 阿久根川内道路(鹿児島3号川島渕地区)
先の記事、阿久根川内道路(鹿児島3号大谷地区、土橋地区)と同じ日に訪れたのが、同じく阿久根川内道路(鹿児島3号川島渕地区)です。
こちらの現場は、阿久根川内道路を通すにあたり、もともとあった林道をプレキャストコンクリート製ボックスに替える工事をしています(ボックスの上に阿久根川内道路が通るイメージです)。
着工前2024年3月撮影
2024年8月末撮影
私が現場を訪れた2024年8月下旬は、プレキャストボックスを据えつけるための「作業ヤードの整備」をしていました。
ここを作業ヤードとして使い、90トンクレーンを設置し、プレキャストボックスを据えつけるそうです。
左右で地質が変わっているのがわかりますか?
表面は土でも掘っていくと硬い岩に変わり、作業が思うように進まないこともあるそうです。
そして、岩が出てくるとバックホー(パワーショベル)だけでは対処できないため、ブレーカーで岩を砕くという作業が発生してしまいます。(白煙が上がっている所に岩があります)
また、ここはもともと山林なので掘っていると木の根株が出てくることもあり、作業の邪魔になります。
掘った土はトラックに乗せて仮置き場へと移動します。
まずは作業ヤードを完成させないことにはメインの工事に取り掛かれません。この工事は想定より硬い岩が出てきてしまったそうで苦労されているようでした。
山を切り拓くというのは大変なことです。
現場のみなさま
先に訪れた大谷地区もそうですが、阿久根川内道路の現場を通して、山を貫通していく高速道路というのは本当に多くの方達の苦労によって作られていることを改めて実感しました。
最後まで事故などないよう、どうかご安全に!