さつま町 児童発達支援センター「クオラバンビーノ」(仮)新築工事

今回ご紹介する現場はさつま町で現在工事中の 児童発達支援センター「クオラバンビーノ」(仮)です。

さつま町にはすでに1棟「クオラバンビーノ」があり、こちらは2棟目。名称もまだ仮称です。

完成後は、発育又は発達に不安がある就学前児童に対し、日常生活が健やかに送れるようサポートしたり、集団適応の練習をする場になるそうです。

 

昨年11月から始まった工事も6月には竣工ということで、私が訪れた4月下旬の時点で工事は終盤。

建屋はほぼできあがり、残る作業は内装・外装、電気工事などとなっていました。

 

 

早速ですが現場を見ていただきましょう。

まずは外観から。


地上1階建てで教室は4つ。そのうち1つは学校帰りの就学児童も受け入れ、全体で20名程度の児童受け入れを想定して作っているそうです。

 

そして、内部。

ここは食堂で、壁材を貼る前の状況です。


なお、近年の児童施設(幼稚園・保育園)は教室が見えやすい作りになっているところが増えていますが、この施設に通う子どもたちは多少敏感なところもあるため、壁の面積が多く、その色合いも落ち着いた色を使い、窓も外が見えづらい構造にしているそうです。

 

↓こちらは食堂の360°画像です。クリックしていただくとリンク先で360°画像を確認できます。

↓こちらは教室の360°画像です。

 

笑顔の溢れる現場

こちらを訪れ印象的だったのは、笑顔の職人さんたちが多く、現場の空気が柔らかかったことです。

所長さんが「職人さん同士のコミュニケーションが大事」という考えの方で、所長さんが現場に出ると積極的に職人さんたちに話しかけ、自らムードメーカーとなっていました。

「職人さん同士の仲がいいと、細かい指示をしなくても自分たちでいろいろ調整して仕事を進めてくれるんですよ」と所長さん。

 

なんでも月に1度、現場の職人さんを全員集めて親睦会も開いているそうです。ビールで乾杯!ではなく、お菓子をみんなで食べながら語らう時間なのだとか。ちょっとほっこりするお話でした。

 

時々楽しそうに話をしつつも、壁塗りの時は真剣な眼差しで仕事をする職人さん。

壁塗りと並行して、電気工事や左官工事も進められていました。

 


こちらは屋上に防水シートを貼り付ける作業です。

まず屋上とシートに隙間を作らないよう樹脂を塗り、その上にシートを貼っていきます。

この日は2組のチームで作業をしていたのですが、それぞれ先輩と後輩で組んでいて、先輩が不慣れな後輩に指導しながら作業をしている様子が微笑ましかったです。

 


この日、現場で働いていた方々の集合写真。みなさんいい笑顔です。

この笑顔からも現場の雰囲気を感じていただけるのではないかと思います。

 

竣工まであと1ヶ月強。最後までどうぞご安全に!

 

今回の現場位置

現場管理:南生建設

写真・文責:小島健一

PHOTO LIBRARY現場レポート by小島健一
見学家小島健一が訪れた、鹿児島県の建設会社「南生建設」の手掛ける現場のレポートです。月に1度くらいの頻度で更新予定。