⻄伊敷住宅45号棟 新築本体工事
さて今回訪れた現場は、その名の通り西伊敷で建設中の「鹿児島市営西伊敷住宅45号棟」です。
西伊敷住宅は交通利便性が高く人気のある市営住宅です。しかし、古い棟は昭和40年代に建設されていることから老朽化が進んでおり、鹿児島市では建物の順次建替えを行なっています。
現場の環境
奥に見える建物も西伊敷住宅です
2023年11月建設工事開始直後
私が現場を訪れた4月上旬は、基礎を打ち終え1階の鉄筋を施工していました。
現場の方々も明るくテキパキと作業を進めていました。
2024年5月現在
徐々に階層もできあがってきています。
最終的には地上8階建て、40戸の住宅となりす。
なお、従来の住宅と向きが違うのは「西日対策」のためです。取材中、たしかに強烈な西日が現場事務所に差し込んでいました。日当たりはいいですが、毎日良すぎるのも考えものですものね。
45号棟の完成予定は来年1月下旬予定。完成前にまた訪れることがあるかもしれません。
その際は工事の進捗をお届けします。
■フレンドリーな仮囲い
この現場で特徴的だったのは、現場を囲む「仮囲い」です。
レトロゲームのようないわゆる「ドット絵」が描かれており、賑やかで楽しい印象を受けました。
この道は学生さんが通ることも多く、「少しでも建設業に興味を持ってもらえれば」という想いから川畑所長が採用したそうです。
従来、仮囲いに書かれているものといえば「工事内容の説明や進捗状況」だけでした。
それは機能としては十分役割を果たしているのですが、街の風景としていささか退屈ですし、情報も大人向けでした。もちろんこの現場の仮囲いにも工事の説明は書かれています。しかし、それと一緒に絵も描かれていることによって「大人だけでなく子ども達にも親しみを持ってもらえる現場」になると思います。
ご近所さんの会話にも「ゲーム絵の場所」として登場しているのではないでしょうか。